2013年11月20日には、千葉県柏市で元夫からDVを受けて離婚した女性の転居先住所(同市内)が、同市の子ども医療費助成受給券の郵送ミスで、元夫に漏洩していたことが発覚している。
同女性は元夫と離婚してから転居し、中学生の子供と生活をしていた。
7月末、子供が入院するために同市児童育成課に電話で受給券の発行を申請した。
担当職員は、同女性が離婚前にも受給券の発行を受けていたため、同女性が電話で伝えた新しい住所ではなく、登録されていた元夫宅の住所に、転居先である新たな住所が記載された受給券を郵送してしまう。
8月上旬、同女性から受給券が届かないと問い合わせがあり、郵送ミスが発覚する。
避難先であり、絶対に離婚した元夫が知りえない転居先が記載された受給券を誤って元夫宅に送っていたのだ。
この件で、同市は被害女性に対し、引っ越し費用などとして損害賠償金約12万円を支払っている。
同女性と子供は、身の安全を確保するため、9月末に別の場所へ引っ越したという。