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広島県税事務所の職員が探偵に情報漏えい

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広島県税事務所の職員から個人情報が漏えい

 

広島県税事務所の職員が探偵に情報漏えい

 

2015年10月23日にまたも探偵が絡む個人情報の漏えい事件が発覚した。

この事件は、広島県税事務所の職員(46)が税務システムで照会して得た個人情報を知人の探偵に漏らしていたため、地方税法(守秘義務)違反の疑いで逮捕された。
そして、個人情報を漏らすよう唆したとして同法違反の教唆容疑で、探偵会社の役員(43)ら3人も逮捕されている。

 

2015年10月23日 産経WEST

広島県税事務所の46歳職員逮捕 探偵に情報漏えい容疑 広島県警

広島県の税務システムで照会して得た個人情報を知人の探偵に漏らしたとして、県警は23日、地方税法(守秘義務)違反の疑いで、東部県税事務所滞納整理課の事業推進員(係長級)、K容疑者(46)=同県福山市日吉台=を逮捕した。

情報を漏らすよう唆したとして同法違反の教唆容疑で、探偵会社の役員、M容疑者(43)=同県尾道市土堂=ら3人も逮捕した。

K容疑者の逮捕容疑は7月22日~8月27日ごろ、車のナンバー情報を基に、広島県内に住む3人の名前と住所を県税務システムで照会し、3回にわたり漏らしたとしている。

他の3人の逮捕容疑は7~8月、K容疑者に車の使用者を教えてほしいと要求したとしている。

県警は4人の認否を明らかにしていない。

県警によると、K容疑者は副業で探偵活動をしていたという情報もある。今年4月、県警に情報提供があった。

広島県の湯崎英彦知事は「県民の信頼を著しく損ね、誠に遺憾だ。厳正に対処する」とのコメントを出した。

 

県税事務所の職員と探偵

そもそも、この探偵活動をしていたという情報がある広島県税事務所の職員は、探偵業の届出を公安委員会へ出していたのだろうかなんてことも考えてしまう。
それに、車のナンバー情報を基に税務システムでから個人情報を照会し、広島県内に住む3人の名前と住所を3回にわたり漏らしたというのだから、広島県税事務所の職員がやっていたことは情報屋のようなものだ。

この事件では、広島県税事務所の職員が個人情報の漏えい先でもあり、売り手となる一方で、探偵会社役員ら3名が違法行為を頼んで、個人情報を買い取り、調査に利用していた元請けという図式が成り立ってくる。

このような、個人情報を扱える機関からの情報漏えいは公にならないだけで、結構あるのだ。

 

マイナンバー制度と個人情報

2015年10月からスタートした「マイナンバー制度」も、1つの番号で個人情報をまとめて管理するという部分では非常に重要なものとなる。
もしも、「マイナンバー」が他人に漏えいした場合、一般の人は利用できない仕組みとなっているのでセキュリティ面では安心だろう。

しかし、公的機関の職員が一部分のみを確認できる体制となっているということは・・・。
今回の広島県税事務所の職員の漏えい事件のように、利害関係の無い人物に無断で個人情報を流されるかもしれない可能性はつきまとう。

そう、人がマイナンバーという番号によって人を管理できるシステムは常に漏えいの危険があると言ってもいいだろう。
まだ始まったばかりの「マイナンバー」が、今後どのように利用されていくのかは非常に興味深いところだ。