全国45都道府県の教職員2000人以上に脅迫状が届いている。
「家族から復讐の依頼をされた」と名乗る犯人、現金の送付方法や、タイ国内の送付先なども指定しているという。
産経新聞 2015年3月12日
全国の教職員らの自宅などに、教え子に人格を傷つける言動を行ったとして嫌がらせなどの報復をほのめかし、中止する見返りに現金300万円を要求する脅迫状が届いていることが12日、各教育委員会への取材で分かった。鹿児島、沖縄を除く45都道府県で少なくとも2千件以上が確認されている。
最も多かったのは千葉県の523件で、埼玉県の338件、大分県の160件と続く。宛先は小中学校の教員が多いが、事務職員なども含まれる。
埼玉県教委によると、A4判1枚に「お前は以前教え子にひどい言葉で人格を傷つけた。家族は復讐(ふくしゅう)の依頼をしてきた。300万円支払えば中止する」との内容が印字されていた。
消印は徳島市内の郵便局で、送金先としてタイ国内の住所を指定。県教委は過去の教員住所録が流出した可能性があるとみている。