スマートフォンの急速な普及によって、
「フェイスブック」
「Ｔｗｉｔｔｅｒ」などを代表とする
ＳＮＳも利用者が拡大している
しかし、ＳＮＳを悪用する犯罪も増加傾向にあり、
交際相手や配偶者との関係が破たんした後に、
プライベートで撮った猥褻な写真など
インターネット掲示板などに掲載する
「リベンジポルノ」など、
新たな問題も出てきている
２０１３年７月に施行された
「改正ストーカー規制法」では、
連続したメールの送信が規制の対象となったのだが、
恋愛感情がある場合のみが
規制の対象となっているため、
加害者が相手に対して好意があることを
立証しなければならない
千葉県の改正された迷惑防止条例では、
「ＬＩＮＥ」や「Ｔｗｉｔｔｅｒ」で
個人へ執拗にメッセージを送ったり、
インターネット上で人を誹謗中傷するなどの行為は、
「ストーカー行為」とみなされ、
規制の対象となっている
また、恋愛感情がなくても、
嫌がる相手に連続でメールを送信するなどの行為も
「ストーカー」とみなされる
「改正ストーカー規制法」で定められている枠を超えて、
恋愛感情でない「嫌がらせ」などを
規制対象とすることができるようになり、
インターネットでの問題にも対応できるようになった
現状、具体的に下記９つの項目が、規制対象となっている
つきまとい、待ち伏せ、
立ちふさがり、見張り、押し掛け
例としては、
尾行してずっとつきまとったり、
自宅や職場、学校などに押し掛けるなど
監視等により
行動を把握していることを告げる行為
例としては、
帰宅直後に「おかえりなさい」などと
電話をしてきたり、
その日の行動や服装などの詳細を
電話や電子メールで告げるなど
面会などの義務のないことの要求
例としては、
面会を求めてしつこくメールや手紙を
送ってくるなど
虚偽の事項を告げる行為
例としては、
嘘をついて不安にさせるなど
乱暴な言動
例としては、
大声で「バカヤロー」などの
粗野な言葉を浴びせたり、
電話をかけて粗野な言葉で怒鳴り散らすなど
無言電話
例としては、
無言の電話をかけて不安を感じさせるなど
連続した電話やＦＡＸ、
電子メールなどの連続送信
例としては、
拒否されているにも関わらず、
何度も電話をかけたり、
電子メールを送信してくるなど
汚物などの送付
例としては、
汚物や動物の死体など、
不快感や嫌悪感を与えるものを
自宅や職場に送りつけたり、
玄関前に置いたりするなど
名誉を害する事項を告げる行為
例としては、
インターネットなどに
中傷するような文章を掲載したり、
中傷や名誉を傷つけるような内容を告げたり、
文書などを届けたりするなど
近年、増加傾向にあり、
複雑化する「ストーカー行為」に対応していくには、
今後もその時代にあった
「法改正」や「条例改正」が必要になるだろう
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