東京都で、会社経営の女(55)が子供の塾講師にストーカー
不動産関連会社を経営する女性が、好意を寄せていた自分の子供が通う塾講師の男性に対する「ストーカー規制法違反」と「名誉毀損(きそん)」の容疑で逮捕された。
産経新聞 2015年4月9日
好意を寄せていた自分の子供が通う塾講師の男性について、インターネット掲示板に中傷する内容を書き込んだとして、警視庁四谷署はストーカー規制法違反と名誉毀損(きそん)容疑で、東京都港区元赤坂の不動産関連会社経営、F容疑者(55)を逮捕した。同署によると、「ストーカー扱いされて怒りが収まらなかった」と話している。
逮捕容疑は昨年10月から今年2月までの間、31回にわたり一方的に好意を寄せていた塾講師の男性(47)について、ネット掲示板に「清潔感ない」「プライベートの女関係もかなり充実風な噂が」と書き込んだなどとしている。
男性は平成25年10月、職場や自宅に中傷する内容の匿名の手紙が届いたことを同署に相談。F容疑者が送ったとみて同署が2回口頭警告していた。F容疑者は恋愛感情は否定しているという。
自分の思いが伝わらないこと、ストーカー扱いされたことなどに怒り、「インターネット掲示板」に男性を中傷する内容を31回も書き込んでいる行為や、職場や自宅に中傷する内容の手紙を送りつける行為など、「恋は盲目」ともいうが冷静に考えれば「罪」になることは解っただろうに・・・。
しかも、同容疑者は警察から2回も警告をされているという内容から、事前に「ストーカー規制法」による「警告」を受けていた可能性が高い。
同法の「警告」は、簡単にお伝えすると「今後、男性の周辺に近寄った場合には、ストーカー行為があったものとして逮捕するよ」というものだ。
「ストーカー行為」「リベンジポルノ」などもそうだが、「インターネット掲示板への悪質な書き込み」も非常に厄介な現代社会の問題である。