女性の部屋に盗撮カメラを設置した男を逮捕
2016年12月12日(月曜日)、東京都狛江市に所在するアパートの一室で発生した不法侵入・盗撮事件で進展があったのでお伝えしたいと思う。
この事件は、居住者である一人暮らしの30代女性が帰宅した際、洗濯機下のホースに不自然な切れ込みが入っており、ホースの中を確認すると切れ込み部分には盗撮カメラが仕掛けられ、動画には見知らぬ男が設置した盗撮カメラを覗き込む様子が映っていたという信じられないが実際に起こった犯罪だ。
※「東京狛江市の侵入・盗撮事件で犯人公開」はこちらからご覧ください。
なんと、2017年2月24日(金曜日)に映像に映っていた犯人の男が、実家のある山口県の下関署に母親に付き添われ出頭したという。
2017年2月24日 SANSPO.COM
女性宅脱衣所に盗撮カメラの設置男を逮捕「裸を撮影しようと思った」
1人暮らしの女性宅に侵入し盗撮目的でカメラを設置したとして、警視庁調布署は24日、住居侵入の疑いで、自称東京都狛江市の無職の男(28)を逮捕した。調布署によると、男は「女性の裸を撮影しようと思った」と、容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年12月12日午前7時半ごろから同日午後6時ごろまでの間に、同市内の30代の女性会社員宅アパートに侵入し、脱衣所の洗濯機の排水ホースに小型カメラを設置した疑い。
帰宅した女性がカメラに気付き110番していた。カメラには、眼鏡をかけて黒っぽい上着と灰色のズボンを着た男の姿が写っており、調布署が2月21日、画像や動画を公開して情報提供を呼び掛けていた。女性は男とは面識がないと話しているという。
男は24日、実家のある山口県の下関署に母親に付き添われて出頭。統合失調症の治療を受けているといい、調布署は刑事責任の有無を慎重に調べる。
警察がYouTubeに犯人の映像を公開する効果
2017年2月21日、「映像を公開することで、広く情報提供を呼びかけたい」として犯行の決定的瞬間となる犯人の映像をYouTubeに公開した警視庁。
そして3日後の2月24日、山口県の下関署へ母親に付き添われながら出頭した犯人の男。
インターネットへの動画公開から3日という早い段階で犯人の男が出頭しているという現状から、犯人に「もう逃げられない」と思わせる効果があったのではないかと推察される。
警察などがインターネット上に動画を公開することによって下記のような効果があるだろう。
1.SNSで拡散される。
2.多数のニュース記事が公開される。
3.多数のブログなどが話題にする。
4.各ユーザーの閲覧が増加する。
5.事件の意識低下防止につながる。
6.犯人の逃走する意欲を低下させる。
7.犯人自らの出頭が増える。
8.一般市民からの情報提供・目撃情報が増加する。
9.犯人の検挙率が増加する。
これらの効果が得られる可能性があるのは、少し考えれば誰でも容易に想像ができる。
しかし、動画をアップするという行為で一番問題となるのは、インターネット上からは動画・静止画像などが消える可能性は限りなく低いということだろう。
そんな「過去が消えないインターネットの世界」があるのに犯罪を犯すということはデメリットにしかならない。
あなたはそんなデメリットを抱えますか。